ISBN:4575293806 単行本 年の差恋愛研究会 双葉社 2002/04 ¥1,575

興味深い記事を見付けた。
まさしく、今の自分にぴったりの話題。

結婚しない女たち その理由
山崎まゆみさん


 今、日本では結婚しない男女が増えている。

 原因の一つは、結婚しない女性たちが「年の差恋愛」しているからと分析するのが、フリーライターの山崎まゆみさん(33)。100人近くの女性にインタビューし、2年前に出版した「もう『同世代』の男を愛せない!」(双葉社)は、その後の「年下君」ブーム(年下の男性との恋愛)を予言した形になった。

 本の帯には「たとえニッポンが滅んでも、同世代の男とは結婚したくない!」と、適齢期の男性にはショッキングな文字が並ぶ。「なぜ、そうなるの?」。山崎さんに女性が「結婚しない理由」について聞いてみた。【佐々本浩材】

 2000年の国勢調査によると、未婚率は30〜34歳で男性42.9%、女性26.6%。25〜29歳では男性69.3%、女性54.0%と、男女とも半数を上回った。いずれの数字も5年前の調査より増えており、結婚しない人たちが年々増えているのは間違いない。

 「高学歴化と社会進出」という、女性を巡る環境の変化が原因とよく語られる。確かに、責任ある仕事をしていると結婚生活との両立は難しいかもしれない。でも本当にそれだけなのだろうか。

 「彼女たちは結婚したいと思ってるんです。けど、結婚相手の一番対象となる同世代にいい人がいないと言って、年上や年下に行っちゃってる」

 山崎さんの定義は、年上が約15歳以上、年下が約5歳以上の年の差。女性が30歳とすれば、45歳以上の男性か、25歳以下の男性となる。年上の場合は結婚している男性、年下なら学生、フリーターなどが多く、結婚をストレートに考えられる対象ではない。

 「彼女たちは結婚を前提にしない恋愛をしてたんです。したいんだけど、半分あきらめているというか。いずれはしたいけど、今はいいかなあという感じでしょうか」

 では、なぜ同世代の男性ではダメなのか。本から女性たちの言葉を紹介してみる。

 「うわべはあんまり関係ない。中身の問題」(28歳、年下恋愛)

 「同世代のオトコは、私からエネルギーを奪ってしまう。一緒にいても仕事の愚痴とかマイナス思考のことばかりを言うので、私まで引きずられそうになります。恋人としてもダメだし、一生のパートナーだなんて思えません」(30歳、年下恋愛)

 「同世代のオトコ? お話にならないですよ」(27歳、年上恋愛)

 これだけでもショックだが、山崎さんはさらに書く。「同世代のオトコたちは自信喪失しているのか。元気のいいオンナたちに、とてもエネルギーなんて与えられないのだ。オンナたちになにか言われても、彼らには言い返す気力さえないのだ」。

 そんな女性たちは、結婚にこだわらず、「年の差恋愛」に向かっていった。その魅力は「癒し」と「刺激」。社会で頑張る女性にとって、ホッとする唯一の癒しの場であり、明日への活力の源となる「刺激」だというわけだ。

 「話を聞くと、みんな自分に還元する恋愛だったんです。30歳前後になって、男を見る目も肥えてきて、たまたま同世代でいいなと思った人も結婚してたりする。そんな時、いろいろな事でもがいていたりする時、年上の男性から経験してきたことを話してもらってプラスになったとか。社会でもまれて数年経って、あかが付き始めたなと思った時、学生のピュアな心に感激したとか。本を読んでもらうと、反発する面もあるでしょうけど、なるほどなという面もあると思いますよ」

 山崎さんは同世代の女性の生き方を取材するうち、「結婚していない周囲の女性が年の差恋愛していた」ことに気付いた。「自分は(年の差恋愛を)したことがないし、結婚を前提にしない恋愛が信じられなかった」という。

 「だから私と何が違うんだろうという好奇心から取材が始まったんです。一見ふつうの女性に見えるのに、『結婚はいいけど、子どもは欲しい』なんてなぜ言えるんだろう。でも最初は特別な人と思ってたけど、自分とはそんなに違いがなかった。話を聞くと、当たり前の話ばかりだったんです」

 本では「年の差恋愛」「未婚の母」などと並び、「自分探し」という言葉が何度か出てくる。女性向けの雑誌によく載っている、社会で自分が必要とされる場所を探すという意味のあの言葉だ。

 「私たちの世代は高校生の頃に男女雇用機会均等法が施行され、バブルの頃は女性誌やファッション誌を読むと、『働く女はかっこいい』という記事が多く、働かなければ人にあらず、というようなメディアの刷り込みがあった。私たちの世代より下は『別に働かなくても楽しく生きていけばいいじゃん』という感じがあると思うんですけどね。私たちは肩ひじ張って生きていかなくちゃと刷り込まれ、でもみんなやりたいことが明確にあるわけでなく、明確にないことがいけないような気になっている。自分は何をしていくんだろうと、妙に葛藤している人が多いんですよ。この世代の特徴だと思う。“自分探し”をしていたら30歳になって、いいオトコがいなかったということでしょうか」

 本のあとがきで同世代の男性にエールを送っている。

 「あなたが20代後半から30代前半の男性で、もしも、女性に(ほんのちょっとしか)モテないとしても、10年経てば40代になる。その時、あなたに自分で胸を張れる豊かな経験があれば、きっと年下の女性に『大人のオトコって、素敵ね〜』と言われるようになるはず。その時がくるまで、立派に“年の差恋愛”ができる男性になるよう、ぜひぜひ精進なさってくださいませ」


こんな感じでいろいろ書いてあるけど・・・
わたしが結婚しないことに理由なんてない。

この本、しっかり読み直してみたい。

坂の上の雲 (1)

2004年5月13日 読書
ISBN:4167105764 文庫 司馬 遼太郎 文芸春秋 1999/01 ¥620 同じ松山で生まれ育った正岡子規と、日露戦争で活躍した秋山兄弟。子規は病と闘いながら俳諧の革新に挑み、秋山兄弟はそれぞれ日本の騎兵、海軍の技術向上に尽力した。当時最強とうたわれたロシアのコサック騎兵を打ち破るべく、ひたすら仕事に打ち込む兄好古と、文学の世界に未練を残しながらも海軍に入隊し、海軍戦術を研究し続けた弟真…

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実は、今、こんな本を読んでいる。
友達が紹介してくれたもの。
たしか、2006年の大河に決まってるよね?

今日読み進めた中で、印象深かったところ。

「青春というのは、ひまで、ときに死ぬほど退屈で、しかもエネルギッシュで、こまったことにそのエネルギーを知恵が支配していない。」

この話の中の柱の部分という訳ではないが、子規が「若いことのよさ」についてつぶやいているところ。
たしかに・・・
ちょっと、納得してみたりして。

次の友達が待っているので、はやく読み終えなければ・・・と焦りながらも、ただいま、P225が終わったところ。
先は長い。